自作 ロケット発射台の製作 2024/12/15

開発編

Building a homemade rocket launch pad
ロケット発射台が完成しました!☆

本団体では 3Dプリンタを燃料にしたハイブリッドロケットの開発を行っています.
その発射台が完成しました.

モデルロケットや,水ロケットでも使える発射台なので,設計時のコツをお話しできればと思います.

免責事項

本実験を行う際は,周りに燃えやすいものがないか確認し,消火器や消火用の水を準備して,安全に十分配慮して行ってください.この資料は学生向けです.学校のグラウンド等の使用許可を得て教員の監督の元で実験を行ってください.決して公園などの公共の場では行わないでください.なお,当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください.詳しくは,本サイトの免責事項・プライバシーポリシーをご一読ください.

設計のコツ① 材質

材料をアルミとステンレスで製作するのがオススメです.
両者とも錆びに強いので,水ロケットでも使用できます!
※「不動態皮膜」と呼ばれる金属の表面に緻密な酸化皮膜を形成し,錆びから保護する効果がある.

設計のコツ② 材料の入手先

Amazonで同じアルミフレームが売っていました4本セットで!
①ミスミ アルミフレーム 5シリーズ 正方形 20×20mm 1列溝 4面溝 500mm 4本入
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②ミスミ アルミフレーム 5シリーズ 正方形 20×20mm 1列溝 4面溝 1000mm 4本入https://amzn.to/3WkpYRM

また,以下のようなものを使えば,延長してロッド長さを変更できます!
③uxcell 直線コネクタ 幅10mm 内部ジョイントブラケット M5ネジ付き 2020シリーズ
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④Tスロット内溝用 L字型スライダー
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⑤コーナーブラケット アングルブラケット 90度直角 L字型 アルミ合金 20個入り
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設計のコツ③ 重心位置

金属フレームを用いるので,どうしても重心は上の方になってしまいます.すると,設置した際のバランスが不安定になってしまうため,大きめの三脚を使用するか,錘を下にぶら下げるなどカウンターを設置してください.

設計のコツ④ 基礎板の加工(三脚用)

土台を三脚にすることで,風向に合わせた調整が可能になっています.持ち運びもラクラク!
一般的な三脚の場合,ネジは1/4インチサイズ(小ネジ・細ネジ・1/4-20UNC・国際規格)になっているので,一番基礎となる板はメネジを切って自作する必要があります.
(個人での加工が困難であれば,ご依頼いただければ全く同じ基礎板を販売します
材料代&送料込みで2万円くらい…設計も請け負います!)※お問い合わせはこちらから

設計のコツ⑤ 防火板

モデルロケットの場合は,ノズル下になる場所に防火板を設置するのをオススメします.
他のアルミフレームへの汚れを防止することができます.

防火板(ステンレス製)

設計のコツ⑥ 微調整できるようにする

ロケットの直径に合わせてギリギリにしてしまうと,加工精度によってはロッド(支えの長い棒)とロケット本体の摩擦が大きくなってしまう可能性があります.それを防ぐために,ある程度は余裕を持った設計や,微調整できるようにするのがオススメです!

設計のコツ⑦ ロケット本体のストッパーをつける

ストッパーが無いと,空中で留めておくことができないので,何かしらの引っ掛かる部分をつけておきましょう.今回は,以下のようなL字型の金具を取り付けました.

ロケット本体のストッパー
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